2021年11月17日
家を建てるときに大事なのが、「老後を見据える」ことです。
今はいいと思っていても、老後を見据えたときにそれをいいと感じるとは限りません。
「老後を見据えた家づくり」とはいったいどのようなものなのか?どこを工夫すれば良いのか?ご紹介したいと思います。
トイレは寝室の近くに配置する
歳を重ねると、どうしてもトイレに行く回数が増えてしまいます。
当然トイレへの行き来は歩くことになります。その際に転倒による怪我のリスクを減らすためにも、寝室とトイレはできるだけ近い位置に配置するのが良いと言えます。
POINT
寝室からトイレまでの間の壁に手すりを付けるなどして、
歩行を補助するためのバリアフリー施策も大切です。
コンロはガスよりもIHを
キッチンでは火の消し忘れ等による火災事故が多いです。
特に高齢になると作業途中のまま忘れてしまうことも多く、危険です。
火災以外にも、思わぬ火傷を防ぐためにIHにすことをおすすめします。また、キッチン台は高齢になっても使いやすいように、あまり高くしないようにしましょう。
POINT
高齢になるにつれて少しづつ握力が弱ってきてしまいます。
タッチタイプの水栓だと余計な力も必要なく、楽に使用することができるのでおススメです。
ドアは開き戸ではなく「引き戸」にする
開き戸だと車いすでは通りにくく、内開きだと部屋の中で人が倒れた場合に体が邪魔になってドアを開けずらくなる可能性もあります。
引き戸にすると、車いすや杖をついていても開閉がしやすいのでドアは引き戸にするのをおススメします。また、風の強い夏の日にも勢いよくドアが閉まる心配もいりません。
スイッチの位置は低めに
あまり重要に思えないかもしれませんが、スイッチの位置は気を付けなければなりません。
電気をつける際にスイッチの位置が高いと、万が一車いすに乗っていれば届かない可能性もあります。スイッチの位置は低めに配置しましょう。リモコン式のものが特におススメです。
まとめ
家を建てたりリフォームをする際には、目先のことだけではなく老後のことも考えながら進めると良いです。
今現在気に入っているものが高齢になった時、逆に不便に感じてしまうという事もあります。おしゃれな理想的な家にすることはとてもいいことですが、「おしゃれ」だけにとらわれず使いやすさや将来のことも考えるようにしましょう(^^♪
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